卒業論文の代行サービスに頼ることを考えている方も多いかもしれませんが、「バレたらどうしよう…」と不安に感じていませんか?
実際に代行を利用すると、どのようにバレるリスクがあるのか、また、バレたらどうなるのかを知りたいと思うのは当然です。
この記事では、卒業論文の代行がバレる可能性やその仕組み、違法性や退学などについて詳しく解説します。
卒業論文の代行はどうしてバレるのか?
卒業論文の代行サービスに依頼するのは簡単ですが、それによって起こりうる「バレる」リスクについて理解しておくことが大切です。
なぜ代行に頼った論文がバレやすいのか、その理由をいくつか説明します。
代行で作成された卒業論文の使いまわし
代行サービスが作成する論文は、他の依頼者にも同じような内容で使いまわされていることがあります。
つまり、他の学生が同じテーマで代行を頼んでいた場合、内容がほとんど同じになる可能性が高いです。
特に、同じ大学や同じ学科で使われると、教授や審査員が似た論文を見つけやすく、バレやすくなってしまいます。
例:
ある学生が経済学の論文代行を頼み、他の学生も同じテーマで依頼した結果、同じ内容の論文が複数提出されてしまう。
論文の表現や内容が独特ではなく、他と似通った部分が多いために疑われる。
コピペ判定ツールの使用
大学では、学生の論文が他の論文やインターネット上の情報をそのままコピーしたものかどうかを確認するために、コピペ判定ツールを使うことが増えています。
このツールは、文章内の似ている部分を探し出し、盗用やコピーがあるかをチェックします。
代行業者が他の論文やネット情報から内容を集めている場合、こうしたツールで一発で発覚するリスクが高まります。
盗作や転用をしているケースも
一部の代行サービスは、過去に提出された論文や公開されている研究をコピー・転用していることがあります。
代行を依頼した本人は気づかないかもしれませんが、指導教授や審査員は研究内容に詳しいため、過去の論文と似ている内容をすぐに見抜いてしまいます。
特に、学術的に著名な論文の一部が流用されているとすぐにバレてしまうでしょう。
口頭試問で聞かれたことに答えられないから
多くの大学では、卒業論文の内容について口頭試問が行われ、学生に論文の内容を深く理解しているかが確認されます。
代行を依頼した場合、論文の内容について詳しく答えるのが難しくなり、質問に詰まってしまうことが多いです。
審査員は学生が自分で書いたかどうかを確認するために、細かい質問をしてくるため、代行で作成した内容について答えられないと一気に疑われてしまいます。
例:
- 「なぜこの調査方法を選んだのか?」と聞かれても、具体的な理由を答えられない。
- 「ここでの主張の根拠は何か?」など、深い質問に対応できない。
以上のように、卒業論文の代行は簡単なようで実はバレるリスクが高いです。
代行サービスの利用は一時的な解決策に見えるかもしれませんが、バレた場合の影響は大きく、卒業ができなくなる可能性もあるため、注意が必要です。
高くて高品質な卒業論文の代行なら大丈夫なのではないか?
確かにコピペや使いまわしなどがされていない高品質な卒業論文ならバレずに卒業できる可能性もあります。
しかし、そんなサービスはほとんどないと考えられます。
高品質な卒業論文として出されているサービスを見てみると大体8~12万円くらいでした。
仮に時給2000円のバイトにやらせたという計算だと、単純計算で10万円で50時間です。
実際には会社が利益を取る必要があるので、そう考えると25時間を使っていればいい方でしょう。
一般的には卒業論文を作成するのに300時間はかかると言われていることを考えると、仮に10万円のものでも安すぎだと考えられます。
結局のところ、卒業論文の代行の卒論の質はあまりよくありません。
ビジネスとして利益を出そうとして手抜きや使いまわしをしている卒業論文を販売しているところがほとんどです。
それこそちゃんとした論文を手に入れたいなら最低でも20~30万円以上はすると思った方がいいでしょう。
当然バレるリスクが高いので、卒業論文の代行は利用しないようにしましょう。
卒業論文の代行がバレたら退学?どんな処分があるの?
卒業論文の代行がバレた場合、大学から厳しい処分を受ける可能性があります。
具体的には、以下のような処分が考えられます。
1. 単位の取り消し
多くの大学では、代行が発覚するとその授業や課題の単位が取り消されます。
つまり、卒業に必要な単位数が不足し、卒業が延期されるか、再度の単位取得が必要になります。
2. 留年
代行の使用がバレて卒業論文の単位を失うと、卒業ができず留年する可能性があります。
卒業が延びることで、就職にも影響が出てしまうことがあります。
3. 停学や退学処分
場合によっては、停学処分、さらに重大な場合には退学処分となることもあります。
大学の規則によっては、学業における不正行為が厳しく扱われるため、代行が大学の信頼を損ねる行為とみなされると、退学まで進むこともあります。
4. 履歴への影響
処分が記録に残ると、学業成績証明書に不正行為の記録が残る場合もあります。
これが原因で他大学への進学や将来的な就職で不利になることがあります。
代行を頼むと一時的な解決に思えますが、バレた時の影響は非常に大きく、今後の人生に影響する可能性もあるため、十分に注意が必要です。
卒業論文の代行の違法性は?
卒業論文を代行に頼む行為には、違法性が含まれる場合があります。
まず法律について説明する前に、大学のルールに目を向けてみましょう。
法律の話の前に大学のルール違反なのは間違いない
ほとんどの大学では、卒業論文は学生が自分の力で仕上げるべき課題と定められています。
そのため、他人に代わりに書かせたり、内容をコピーすることは大学の規則に反する行為とされています。
これが発覚すると、単位の取り消しや退学などの厳しい処分が科されることもあり、大学生活や将来に大きな影響を与える可能性があります。
替え玉受験として私文書偽造罪
代行に頼む行為は「替え玉受験」と似ている面があります。
たとえば、他人に自分の代わりに試験を受けさせるのは私文書偽造罪に当たる可能性があります。
この罪は、自分の名義でない書類を本物として提出する行為に適用されるため、論文代行も違法性が問われる可能性があるのです。
カンニング行為として偽計業務妨害罪
さらに、他人に代行させた論文を提出することは、大学の審査プロセスをだます行為とみなされ、偽計業務妨害罪に該当することもあります。
この罪は、不正な手段で他者の業務を妨害する行為を指します。
つまり、大学の審査を不正な方法で通過しようとすることで大学の運営に悪影響を与えると判断されると、罪に問われる可能性があるのです。
卒業論文の代行は、大学のルールだけでなく法律に触れるリスクもあります。
安易に代行を頼むことで、不正と判断され、取り返しのつかない結果を招く可能性があることを理解しておきましょう。
卒業論文の代行はバレる?のまとめ
卒業論文の代行は、使いまわしやコピペ判定ツールによってバレるリスクが高く、大学の口頭試問でも答えられないことで疑われることがあります。
バレると単位取り消しや留年、最悪の場合は退学処分など、学生生活や将来に大きな影響を及ぼします。
また、法律に触れる可能性もあり、私文書偽造罪や偽計業務妨害罪に問われることも。
卒業論文の代行は安易に選ばず、リスクを十分に理解することが重要です。