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卒業論文の参考文献や先行研究の探し方!ネットや図書館など

卒業論文の参考文献の探し方

卒業論文を書くにあたり、「参考文献の探し方がわからない」「どの先行研究を使えばいいのか迷っている」と悩んでいませんか?

論文の質を高めるためには、的確な文献や先行研究の選び方が重要です。

しかし、どこから手をつければいいのか分からない人も多いでしょう。

この記事では、初心者でもすぐに使える卒業論文の参考文献の探し方や、効率的に先行研究を見つけるコツをわかりやすく紹介します。

卒論の参考文献や先行研究の探し方【ネット・文献データベース偏】

卒論を書く際、参考文献や先行研究をネットや文献データベースで探すことができます。

ここでは、効率的に目的の資料を見つける方法を紹介します。

キーワードを絞って検索する

ネットで参考文献を探す際、まず自分の研究テーマに合ったキーワードを決めましょう。

例えば、「教育」に関する卒論を書くなら、単に「教育」と検索するだけでは膨大な情報が出てきてしまいます。

具体的なテーマ(例:「オンライン教育」「教育格差」など)を加えると、目的に近い資料が見つかりやすくなります。

例:「オンライン教育 メリット デメリット」「教育格差 統計 日本」

文献データベースを活用する

信頼性の高い論文や学術書を見つけるには、専門のデータベースを使うと便利です。

代表的なデータベースには以下のようなものがあります。

  • CiNii Articles(サイニー):日本国内の論文や学術論文を検索できるデータベースです。大学生にも馴染みやすく、多くの参考文献が手に入ります。
  • Google Scholar:海外の論文を含め、幅広い学術情報が集まる検索エンジンです。特定の著者や年号で絞り込んだ検索も可能です。
  • J-STAGE:日本の学会が発行する論文を閲覧できるサイトです。国内の最新研究が多く公開されています。

CiNii Articlesで参考文献を探す

Google Scholarで参考文献を探す

J-STAGEで参考文献を探す

信頼性のある文献を選ぶ

ネット上には多くの情報が存在しますが、必ずしも信頼できるものばかりではありません。

研究や論文として使うには、できるだけ学術機関や公的なサイト、学会の発表などを参考にすると良いでしょう。

個人のブログやSNSの情報は、信頼性に欠ける場合があるので注意が必要です。

これらの方法を活用して、効率よく参考文献を集め、説得力のある卒論を完成させましょう。

卒論の参考文献や先行研究の探し方【図書館偏】

卒論の質を上げるためには、図書館を活用して参考文献や先行研究を探す方法がとても有効です。

ここでは、図書館を使って効率的に資料を集める方法を紹介します。

図書館の検索システムを使う

大学図書館や公共図書館には、蔵書を検索できるシステムがあります。

自分の研究テーマに関連するキーワードを入力することで、目的に合った本や論文が見つかります。

例えば「環境問題」に関する研究なら、以下のように検索してみましょう。

例:「環境問題 日本」「環境保護 法律」「温暖化 影響」

検索システムでは、さらに著者名や出版年で絞り込むことも可能です。

また、最近ではインターネットからも図書館の蔵書検索ができる場合が多く、家からでも簡単に探せます。

参考文献コーナーを利用する

多くの図書館には「参考文献コーナー」や「学術書コーナー」があります。

このコーナーには、辞典や事典、専門書、過去の研究資料などが集まっているため、卒論に役立つ情報が見つかりやすいです。

例えば、社会学や心理学などの分野であれば、関連する基礎的な知識や理論を理解するのに最適です。

例:辞典や事典を調べて基本的な概念を確認する

レファレンスサービスを活用する

図書館には「レファレンスサービス」という、資料探しをサポートしてくれるサービスがあります。

図書館のスタッフに自分の研究テーマを伝えると、関連資料や参考文献の探し方についてアドバイスをもらえます。

特に、どの本が役立つか分からないときや探しても見つからないときに利用すると便利です。

例:「心理学の基礎的な資料を探している」と伝えると、適した本を教えてくれる

国立国会図書館のオンラインサービスを使う

国立国会図書館は、日本最大の図書館であり、オンラインでも豊富なサービスを提供しています。

・国立国会図書館NDLサーチ

国立国会図書館のオンライン検索システム「NDLサーチ」では、全国の図書館が所蔵する本や雑誌、論文の情報を調べることができます。

特に、古い雑誌や絶版になっている本を探す際に役立ちます。

国立国会図書館サーチで参考文献を探す

・国立国会図書館デジタルコレクション

NDLサーチからアクセスできる「デジタルコレクション」では、著作権が切れている資料や明治・大正時代の本をインターネットで閲覧できます。

研究テーマに関連する歴史的資料が見つかることもあります。

国立国会図書館デジタルコレクションで参考文献を探す

過去の卒論や研究論文を参考にする

多くの大学図書館には、過去の卒論や研究論文が保管されています。

これらは、自分と似たテーマで書かれたものを参考にすることで、どのような資料が使われているかを知ることができ、論文の方向性を決める助けにもなります。

これらの方法を活用して、図書館で効率的に参考文献や先行研究を集め、自信を持って卒論作成に取り組んでください。

卒論の参考文献や先行研究の探し方【その他編】

卒論の参考文献や先行研究を探す方法として、教科書や論文の「参考文献ページ」を活用し、そこから次の文献を見つける「芋づる式」の探し方が効果的です。ここでは、その具体的な手順とコツを紹介します。

教科書や参考書の参考文献リストをチェックする

まず、大学の授業で使っている教科書や関連する参考書の最後には、多くの場合「参考文献リスト」が載っています。

これらのリストには、その教科書や参考書を作成する際に使われた信頼性の高い文献がまとめられています。

このリストに載っている本や論文を調べると、自分のテーマに役立つ資料が見つかることが多いです。

例:「教育学の教科書」に載っている参考文献リストから、教育に関する基礎的な理論や研究を見つける

学術論文の参考文献リストを活用する

論文には必ず「参考文献」が記載されています。

この参考文献リストには、その論文で使われた過去の研究や関連書籍が載っているため、自分の研究テーマに合うものを芋づる式で見つけることができます。

特に、自分の研究テーマに近い論文を見つけた場合、その論文の参考文献をたどることで、関連資料が次々と見つかりやすくなります。

例:「オンライン教育」に関する論文の参考文献をたどり、過去の関連研究を発見する

参考文献リストをたどるメリット

芋づる式で参考文献を探すメリットは、質の高い文献が集まるだけでなく、研究の流れを理解できることです。

例えば、ある理論がどのように発展してきたか、どの研究者が特定のテーマに貢献しているのかが見えてきます。

これは、自分の卒論に深みを持たせるためにも役立ちます。

例:ある理論が、誰によってどのように発展してきたかを理解する

関連書籍や論文の調べ方

参考文献リストで見つけた本や論文は、図書館やインターネットのデータベース(Google ScholarやCiNiiなど)で検索して、実際に読むことができます。

大学の図書館なら、他の大学や公共図書館から取り寄せるサービスもあるため、気になる文献が見つかったら問い合わせてみるのも良いでしょう。

このように、教科書や論文の参考文献ページを利用して、効率的に資料を集めていきましょう。

卒業論文の参考文献や先行研究の探し方のまとめ

卒論の参考文献や先行研究を効果的に探すためには、ネットやデータベース、図書館、参考文献リストを活用することが重要です。

まず、ネットや文献データベース(CiNiiやGoogle Scholar)でキーワード検索し、信頼性の高い資料を見つけます。

次に、図書館では蔵書検索やレファレンスサービスを利用し、さらに過去の卒論も参考にします。

また、教科書や論文の参考文献リストを芋づる式でたどり、関連する文献を次々と見つけることで、深みのある研究が可能です。