「卒業論文って、いったい何文字くらい書けばいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
卒論の文字数は、大学や学部、教授によって違いがあり、はっきりとした基準がわからず不安になることもあるでしょう。
この記事では、卒論の一般的な文字数の目安や、文字数を決める際のポイントを分かりやすく解説します。
これを読むことで、卒論の準備がスムーズに進み、自分に合った文字数の目標設定ができるようになりますよ。
卒業論文は何文字書けばいい?
卒業論文の文字数は、大学や学部によって異なりますが、一般的には最低でも2万文字以上が求められることが多いです。
自然と書いているうちに3万文字~4万文字程度になることもあります。
そのため、平均的には卒論の文字数は2万文字から3万文字程度が目安です。
1万文字程度だと、内容が不十分と見なされやすく「少ない」と判断されることが多いので注意が必要です。
文字量の内訳と目安
卒業論文には「序論」「本論」「結論」「謝辞」などの構成があり、それぞれに求められる文字量があります。
以下に、各部分ごとの文字量の目安を紹介します。
序論(はじめに):全体の1~2割
序論は、研究テーマや目的、背景について説明する部分です。
この部分では、読者にテーマの重要性や目的を伝えることが重要です。
2万文字の論文であれば、序論は2000~4000文字程度が目安です。
本論:全体の7~8割
本論は、卒業論文の中心部分であり、データや調査結果、考察などを詳細に述べる部分です。
この部分には最も多くの文字数が割り当てられ、論文全体の7~8割を占めます。
2万文字の論文なら、1万4000~1万6000文字程度が目安となります。
結論:全体の1割
結論は、論文のまとめや最終的な結論を述べる部分です。
序論で示した目的や課題に対する答えを、簡潔に示すことが重要です。
2万文字の論文なら、2000文字程度が目安です。
謝辞:全体の1割以下
謝辞は、指導してくれた先生や協力してくれた人たちへの感謝の気持ちを伝える部分です。
あくまで補足的な内容なので、1割以下が目安です。
このように、卒業論文を書く際は、各パートの文字数を意識することで、内容がバランスよくまとまった論文が書きやすくなります。
卒業論文のページ数は何枚必要?
卒業論文のページ数は、大学や学部、さらには研究内容によって異なりますが、一般的に文系では30ページ以上、理系では20ページ以上が目安とされています。
ページ数は、内容の深さや図表の有無にも影響されるため、一概に決まった数はありません。
このページ数はあくまで基準であり、実際に合格するかどうかは内容の質が大きく影響します。
ページ数が少なくても、しっかりとした調査や考察があり、論文としての完成度が高ければ合格することもあります。
・文系の場合のページ数の目安例
歴史や文学、社会学などの分野では、考察や文献の引用が多くなるため、30ページ以上を求められることが多いです。
特にテーマについて深く掘り下げる必要があるため、ページ数が多くなる傾向にあります。
・理系の場合のページ数の目安例
理学や工学、医学などでは、実験結果やデータの分析が中心となり、20ページ以上が基準です。
実験の過程や結果が明確に示されていれば、文系ほどページ数を必要としない場合もあります。
ページ数にとらわれすぎると、内容が薄くなり、論文全体の質が落ちる可能性があります。
むしろ、伝えたい内容を分かりやすくまとめることを意識しましょう。
必要な調査や考察を十分に行い、テーマに沿った論文を書くことが、合格への近道です。
卒業論文は平均文字数は何文字?ページ数は何枚?のまとめ
卒業論文の平均文字数は2万?3万文字程度が一般的で、多くの大学では最低2万文字以上が求められます。
文字数の配分は、序論1?2割、本論7?8割、結論1割、謝辞1割が目安です。
また、ページ数は文系で30ページ以上、理系で20ページ以上が多いですが、ページ数や文字数だけで合否が決まるわけではありません。
内容の質が重視されるため、テーマに沿った調査や考察をしっかり行い、論文全体がバランスよくまとまるよう心がけることが大切です。